今日は昨日とうって変わって肌寒かったですね。
今日は大学院の日でした。2~4コマは「栽培技術特論」の授業だったわけですが
4コマの講義で行われたことをUPします。
講師の方は静岡県温室農業共同組合の生産者である影山雅也氏です。
メロンに関しての事、今後の取り組みについて聴講しました。
静岡県の温室メロンはガラス温室で隔離ベッドを利用して栽培しています。
1株に1つの果実をならせる食味を優先した栽培で、高品質でおいしいメロンになります。
温室はスリークォーター型、タネは種屋から買わず自分達で採種した種を栽培しており
静岡県独自の品種が守られています。
皆さんメロンのネットができる理由はご存知ですか?
農業に関わる仕事をしている方なら知っていると思いますが、メロンは花が咲いて
2週間くらい経つと果実の表面がひび割れてきます。大きくなろうとするメロンの強い
力に硬くなった表皮が耐えられなくなり、そのキズをふさごうとして自然に生まれてくるもの
です。つまり、美しいネットは、生育が順調であった証です。
水管理を失敗するとキズができ、非常に繊細で毎日の水管理は大変難しいとのことです。
本日の話の中で、温室メロンには健康にも良いとの事。
ビタミンやカリウムなどを豊富に含んでおり、調べたらところ主として
利尿作用、高血圧防止、動脈硬化予防に効能があることが報告されています。
現状では、メロンの消費が落ち込んでおり、需要の喚起が求められます。
影山さんを始めとした生産者も消費者に思いが届くよう、必死に取り組んでおられます。
加工、販売も検討されていますので、少しでも多くの方に静岡産の温室メロンを食べてい
ただければ幸いに思います。
薮崎産商肥料部 土屋